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歯並びに悪影響を与える舌癖とは?

「舌癖」と呼ばれる特定の舌の癖をご存知でしょうか。たかが舌の癖とあなどるなかれ。幼児の頃から長い期間続けていると、歯並びにまで悪影響を与えてしまいます。舌癖を改善するにはどうしたらいいのか、詳しく説明しましょう。

舌癖と歯並びの関係

人間は意識しなくても唾などを飲みこむ動作をしており、この運動は「嚥下(えんげ)」と呼ばれています。そして「舌癖」とは、常に少し口が開いて上下の歯の間に舌が出ていたり、何かを飲みこむときに舌で歯を押しだす癖があることを指します。嚥下は1日600回から2000回行われていますから、舌癖を持つ人はその都度、舌で強く歯を押していることになります。こうした舌癖が続くと歯並びにも悪影響を与えるため、出っ歯やすきっ歯などを引き起こすことになるのです。

それでは、何もしていないとき、リラックスしているときの舌の正しい位置はどこにあるのでしょう?意外かもしれませんが、それは上アゴの前歯の少し上です。この「スポット」と呼ばれる場所に舌先が当たっている状態が、正しい舌の位置なのです。

舌癖の原因

指しゃぶり

幼児の頃から指しゃぶりをし続けていると、歯並びに悪影響が出てしまうことがあります。前歯が出てしまったり、上下の歯の間に大きな隙間の開いた「開咬」という状態に陥ってしまいます。ただ、指しゃぶりによってアゴの骨格まで変わるといったことはありません。4~5歳までに指しゃぶりを直すことができたら、悪くなってしまった歯並びも、症状が軽ければ自然に治癒すると言われています。

しかし、5歳を過ぎても子供が指しゃぶりしているようなら要注意。60%の割合で歯並びが自然治癒することがなくなり、治療には矯正が必要となります。また、指しゃぶりが直ったとしても、今度は歯の間にできた隙間が気になり、そこに舌を突っ込むようになることもあります。

子供の様子をしっかりと観察し、歯並びを悪くするような癖は早いうちに直していきましょう。

乳歯が早期に抜けた場合

乳歯が抜けて永久歯が生えてくるまでは、そこに隙間ができることになります。この歯の間の隙間に舌を押しつけてしまうという舌癖があります。永久歯がなかなか生えてこないと、その癖も長く続くため、永久歯が生えてきてからも舌癖として残る可能性があります。

口呼吸

アレルギーなどで鼻炎があると、鼻が詰まっているために自然と口呼吸が多くなってしまいます。口呼吸では舌が下がりがちになるため、歯に接触する時間が長くなります。

舌癖の改善方法

MFT(口腔筋機能療法)

「MFT」(口腔筋機能療法)は、正しい舌の動きを覚え、機能させるトレーニングのこと。何もせずにリラックスしているとき、自然と口が閉じ、舌を上アゴのスポットに落ち着かせるのが目標です。具体的なトレーニングを紹介しましょう。

①スポット

スティックなどをスポットと呼ばれる上アゴの前歯の上辺りにあて、次に舌の先をスポットにつけます。舌の先を丸めず、これをくり返します。

②ホッピング

舌全体を上アゴに吸い付け、「ポン」と音を出します。このとき、舌の先は丸めず、スポットにつけた状態で繰り返します。

③スワロー

スワローは舌の筋力をアップさせるトレーニングです。少量の水を口に入れて、舌の奥を持ち上げ飲み込みます。この時、鏡を見ながら舌の動きを確かめるのも効果的。トレーニングに慣れてきたら、舌先はスポットにつけ、上下の歯を合わせたままで水を飲み込む練習をします。

④ポスチャ―

ポスチャ―は、普段から上アゴのスポットに舌先をつけておく習慣を身に着けるトレーニング。テレビを見たりお風呂に入ったりと日常生活をこなしながら、無意識のうちに舌先がスポットについていることを目指します。

⑤ボタントレーニング

ボタンに紐を通した物を用意します。このボタンを前歯と唇の間に挟み、奥歯を噛んで紐を強く引っ張ります。このとき、同時に唇でボタンを押さえ、飛び出さないように抵抗しましょう。このトレーニングによって唇の筋力が増します。

口輪筋を鍛える

「口輪筋」とは文字通り唇の周りを取り囲む筋肉のこと。口輪筋には、口角の引き上げや、口をすぼめたり開け閉めする動作を起こすという役割があります。口輪筋の力が弱い場合には、この筋肉を強化する必要があります。口を閉じる動きで鼻呼吸がしやすくなる効果もあるそうです。

舌癖の矯正

舌癖は矯正によっても改善可能です。歯の裏にワイヤーでできた装置を取り付け、舌がふれないようにブロックします。同時にワイヤーで歯の隙間を矯正することもできる方法です。

まとめ

指しゃぶりなど舌癖を防ぐためにも、まずは普段から子供の様子をしっかりと観察することがとても重要です。気づかないまま、歯並びに影響するまでに至っているかもしれません。些細なことであっても、気になったら歯科医へ相談することが大切です。

歯並びが悪化してしまう前に、ここまでの内容を参考にし、子供の歯の健康に良くない癖などは改善していきましょう。

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