マウスピース矯正ローコストとは？インビザラインとの違いや費用・治療期間を紹介

歯列矯正では、自分に合った治療法を選択することが重要です。ここでは歯列矯正治療の中でもマウスピース矯正ローコストという方法に関して、治療の特徴やメリット、費用、治療期間、どんな人に適した治療法なのかなを解説します。歯並び改善治療を検討している方は参考にしてください。

マウスピース矯正ローコストとは

前歯上下6本に特化した手軽なマウスピース矯正

マウスピース矯正ローコストとは、前歯上下6本の歯列矯正に特化したマウスピース矯正です。適応症例も軽度〜中度までに限定することで、従来の全体矯正治療と比べてリーズナブルかつ短期間での治療を実現しています。

マウスピース矯正ローコストで用いるマウスピースは、歯科技工士の国家資格をもつ自社の技術者によって全て国内製造されているため、安心して使用できます。

1ステップあたりの移動量を抑えた自社製造のマウスピースで痛みを軽減

マウスピース矯正ローコストの特徴は痛みが少ない点にもあります。歯並び矯正では、短い期間に無理やり歯を移動させようとすると痛みを伴います。マウスピース矯正ローコストで使われるマウスピースは、従来の矯正治療よりも1ステップあたりで歯を動かす量を少なく設計しているため、治療中に歯が痛みにくいのが強みです。

20日ごとに新しいマウスピースに取り替えることで、少しずつ着実に歯並びを改善していきます。

インビザラインとの違いは、矯正治療の適応範囲

マウスピース矯正ローコストは、マウスピースを用いた従来の矯正治療法であるインビザラインと比較すると、適応範囲が狭い点に注意が必要です。通常のインビザライン治療は奥歯まで動かす全顎矯正にも対応可能ですが、マウスピース矯正ローコストで動かせる歯は前歯上下6本に限られます。

また、マウスピース矯正ローコストは前歯矯正のなかでも軽度〜中度の症例にしか適応されません。重度のガタつきを改善するためには、マウスピース矯正ローコストではなく従来のインビザラインが適しています。

マウスピース矯正ローコストのメリット・デメリット

メリット：全国200以上のクリニックで、月々3,000円から治療を受けられる

マウスピース矯正ローコストの強みは、対応クリニックの多さとリーズナブルさです。マウスピース矯正ローコストは全国200を超える歯科医院で導入されている治療法で、北は青森県から南は宮崎県まで、多くの方が利用できます。

治療総額は平均10万円で、分割払いにすれば月々たったの3,000円から治療を受けられます。一般的なワイヤー矯正の費用相場は150〜200万円、インビザラインでも100万円近くの費用がかかることを考慮すると、かなり手軽な治療法と言えそうです。

デメリット：全ての歯並びには適応できない

一方で、マウスピース矯正ローコスト最大のデメリットとしては、適応範囲の狭さが挙げられます。原則として動かせるのは前歯上下6本のみで、ひとつのマウスピースで動かせる量も限られます。

加えて、マウスピースを着けている間は前歯の傾きが変わるため、薄い食べ物を噛み切りにくくなるというデメリットもあります。

短期間・低価格で前歯だけを矯正したい人にはマウスピース矯正ローコストがおすすめ

マウスピース矯正ローコストは前歯に特化した矯正治療なので、前歯の歯並びだけを改善したい人におすすめの治療方法です。軽度〜中度の前歯矯正であれば、普通のマウスピース矯正と比べて短期間かつ低予算で治療を終わらせられます。奥歯は動かさないため噛み合わせも変わらず、滑舌への影響もほとんどありません。

マウスピース矯正ローコスト治療の詳細

費用

マウスピース矯正ローコストの治療費としては、初回検診費用として税込3,850円、マウスピースが上下セットで税込44,000かかります。ただし、治療計画について説明を受ける2回目の来院時に契約すれば、初回マウスピース代が半額になります。

マウスピースは4セットで税込15.4万円、6セットなら税込24.2万円で購入できます。支払いはクレジットカードやデンタルローンを使った分割払いが可能なため、最安で月額3,000円から治療を開始できます。

治療期間

マウスピース矯正ローコストは3ヶ月で治療が終わる手軽さを強みとしています。実際にどのくらいの治療期間を要するのかは初回診療時の検査結果によって決められ、公式サイトには2ヶ月半から5ヶ月半までの症例が記載されています。

適応できる症状の多さ

マウスピース矯正ローコストが適応範囲としている症状には、前歯の中心のずれやガタつき、空きっ歯などがあります。

一方、公式サイトの情報によると、マウスピース矯正ローコストは以下のような症例には対応できないようです。

重度の乱れ

八重歯

八重歯＋出っ歯

受け口

重度の出っ歯

上記の他にも、10度の顎関節症や歯周病を患っている場合や、痛みを伴う虫歯を発症している場合には、医師が治療困難と判断するケースもあります。詳しくは、初回診療時に担当医に確認することをおすすめします。

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