DPEARLとは？インビザラインとの違いや費用・治療期間を紹介

歯列矯正では、自分に合った治療法を選択することが重要です。ここでは歯列矯正治療の中でもDPEARLという方法に関して、治療の特徴やメリット、費用、治療期間、どんな人に適した治療法なのかを解説します。歯並び改善治療を検討している方は参考にしてください。

DPEARL（ディパール）とは

費用は従来のマウスピースの約半額

DPEARLは、光学テクノロジーを駆使して患者専用のマウスピースを作る矯正治療です。3DプリンターやCADといった技術を活用することで、従来の歯並び矯正治療のおよそ半額の治療費を実現しています。

分割支払いも可能なため、一月あたりの費用はおよそ2.3万円まで抑えられます。これまでは高額すぎて手が出なかった歯並び矯正も、DPEARLであればジムや英会話レッスンのように自己投資の一環として始められそうです。

適応率は90％以上

DPEARLのマウスピースは、経験豊富な歯科技工士の手によって製作されています。矯正専門医の厳しいジャッジをクリアしたうえで患者のもとに届けられるマウスピースは、前歯はもちろん奥歯まで動かす全額矯正にも適応可能です。

DPEARLが2020年4月〜2021年3月の期間に独自に集計したデータによると、DPEARLの適用率は90％を超えたとのこと。DPEARLであれば、患者一人ひとりにフィットする最適なマウスピースが作れます。

インビザライン治療との違いは費用の安さ

DPEARLと従来のインビザライン治療の最大の違いは、治療にかかる費用です。従来のインビザライン治療は一般的に75〜100万円の費用がかかると言われてます。一方でDPEARLの費用は治療期間にもよりますが、仮に治療期間が5ヶ月間だとするとたったの308,000円です。

患者のお財布事情に合わせて分割支払いも選択できるため、ひと月あたりの治療費を3万円以下に抑えることも可能です。

DPEARLのメリット・デメリット

メリット：リーズナブルな価格で、軽度〜やや重度の症例まで幅広く適用可能

DPEARLによる歯並び矯正治療の大きなメリットとしては、軽度の歯並び矯正からやや重度の症状まで広く適応できる点が挙げられます。実際にDPEARLが適応可能な症状としては、上顎前突（出っ歯）や叢生（ガタガタの歯並び）、空隙歯列（空きっ歯）といった軽度の症状から、反対咬合、過蓋咬合、交叉咬合といった中〜やや重度の症状まで様々です。

DPEARLであれば、「カウンセリングを受けたのに、結局治療できない」という思いをせずに済むでしょう。

デメリット：関東圏以外の提携医院が比較的少ない

DPEARLについて他の治療方法と比較した際のデメリットを挙げるとすれば、治療を受けられるクリニックの少なさが挙げられます。DPEARLは2020年にサービス提供が始まったばかりの治療法で、導入しているクリニックは今のところ、東京や埼玉をはじめとした関東エリアの数院に限られています。

そのため、患者様のお住まいの地域によっては近くのクリニックではDPEARLを受けられないという可能性もあります。

関東在住で月々の費用負担を抑えたい人におすすめ

DPEARLは東京や埼玉などの関東圏にお住まいの患者様で、従来の歯並び治療よりも月々の治療費を少なく抑えたいと考えている場合におすすめの治療法と言えます。

導入クリニックやエリアに関しては、今後さらに普及が広がる可能性もあります。そのため、詳細な情報に関しては公式サイトを確認のうえ、ご自身がお住まいのエリアにDPEARLを受けられる歯科医院があるかを確認することをおすすめします。

DPEARL治療の詳細

費用

DPEARLの治療費は、治療期間によってそれぞれ定額で決められています。

治療期間が5ヶ月以下で済むショートプランでは、税込308,000円（23,000円/月〜）、5〜8ヶ月のスタンダードプランでは税込429,000円（24,000円/月〜）、8〜12ヶ月までのロングプランでは税込554,000円（26,000円/月〜）、15ヶ月までのハイブリッドプランでは税込693,000円（32,000円〜/月）となっています。

従来の矯正治療が100万円ほどかかることを考慮すれば、リーズナブルな治療と言えます

治療期間

DPEARLには上述の通り、患者様の症状と必要な治療期間に合わせた治療プランが用意されています。治療期間は5ヶ月から1年半まで幅広く設けられており、患者様の症例によって大きく異なるため、詳細に関しては担当医がカウンセリングと診断を実施したうえで決定しています。

治療期間中にはLINEアプリを使って、いつでも医師に疑問点や質問点を相談できるサポートも整っています。

適応できる症状の多さ

DPEARLが適応範囲として、公式サイトでは下記の症例が挙げられています。

出っ歯（上顎前突）

ガタガタの歯並び（叢生）

すきっ歯（空隙歯列）

ねじれ・傾いている歯（正中離開）

下の歯が上の歯より前に出ている、受け口（反対咬合）

上の前歯が下の前歯に深く覆いかぶさっている（過蓋咬合）

上下の歯を噛む際に隙間があり、噛み合わない（開咬）

歯並びがねじれている（交叉咬合）

矯正経験があり後戻りしたケース

実際に適応できるかどうかは、日本歯科矯正学会の指針に基づいて担当医がジャッジします。

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