矯正治療のメリット・デメリットとは？

悪い歯並びが原因で起こる不具合を治療する矯正治療。矯正治療には、様々なメリットとデメリットがあります。今から詳しく見ていきましょう。

矯正治療のメリット

咀嚼機能が向上する

歯並びの乱れは、前歯で物が噛み切れない、歯と歯の隙間に物が挟まるなどといった症状を引き起こします。歯の矯正は、咀嚼機能の向上につながり、不具合を軽減することができます。

歯磨きがしやすくなる

歯並びが乱れていると、綺麗に歯磨きをすることが難しくなり、歯垢がたまりやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯列矯正は、口内の健康を守る予防的処置でもあるのです。

関節や筋肉の負担を軽減できる

悪い歯並びに起因した咬み合せの不正は、顎の骨が変形する原因になります。また、顎の関節への負担が大きくなり、筋肉の痛みや関節自体に症状が現れることも。 治療をすることで、顎への負担を減らすことができます。

矯正治療のデメリット

治療中に痛みが発生する

矯正治療は歯を動かす治療であり、痛みが出る場合があります。通常、矯正装置を付けてからはだんだんと痛みは減っていきますが、耐え難い痛みなど、万が一のことがあれば医師に相談してください。

期間が長い

矯正に時間が掛かるのは、ゆっくりと矯正装置で歯を動かしているからです。 急に力を加えることは望ましくありません。

費用が掛かる

矯正治療は保険適用外の治療であるため、どうしても治療費が高額になってしまいます。

抜歯する可能性もある

矯正の段階で、永久歯を抜く必要がある場合も考えられます。もちろん勝手に抜くといったことはありませんが、信頼できる医師としっかり相談して、治療方針を決定することが大切です。

まとめ

矯正治療には、様々なメリットがある反面、デメリットも存在します。 時間とお金の掛かる治療ですので、矯正を受ける本人とご家族の協力が必要になってきます。しかし、歯並びを改善できると、見た目だけではなく、口内環境・顎の関節などの改善が見込めます。
この記事を参考にして、ぜひ検討してみてくださいね。

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