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子どもの指しゃぶりが歯並びに悪いって本当?

チュパチュパと指しゃぶりをしながら眠る赤ちゃんは天使のようなかわいらしさです。成長と共に見られなくなる指しゃぶりですが、子供の中には長い間やめられない子も。

この指しゃぶり、たかが癖だと軽視していると、歯並びに悪影響を与えてしまうこともあります。指しゃぶりと歯並びの関係性を知っておきましょう。

子供の指しゃぶりと歯並びの関係

子供は思っている以上に早い段階から指しゃぶりを開始します。妊娠中のお母さんのお腹の中を超音波で調べてみると……何と、まだ胎児の赤ちゃんが指しゃぶりをしていることがあるそうです。

赤ちゃんにとって、指しゃぶりはおっぱいを思い起こして安心できる動作。おっぱいから離乳食へと変わるように、赤ちゃんの指しゃぶりも自然と直っていくのが一般的です。

しかし、中には指しゃぶりをなかなかやめられない子も。赤ちゃんが指しゃぶりしている姿はかわいらしく、癖の一種だろうとつい甘く見てしまいがちになりますが……。この指しゃぶり、単なる癖だとあなどっていると、のちのち子供の歯並びに大きな影響を与えることがあるのです。

そもそも、指しゃぶりしている子供は、実はかなり強い力で指を吸っています。それを毎日毎日、長い間にわたって行っていると、歯並びなどに大きな影響を与えてしまうことに。乳歯のときには問題が目立たなくても、永久歯の生え変わりの際に歯が正しい方向に出てこないこともあります。例えば出っ歯になったり、口を閉じていても上の前歯と下の前歯の間が開いてしまったり。できれば、幼児期の指しゃぶりをスムーズにやめられるよう、子供の様子を臨機応変に見守っていきましょう。

上顎前突(出っ歯)

「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」とは、いわゆる出っ歯のこと。上の前歯や上アゴが前方に出ている歯並びを指し、特に日本人などアジア系には多いと言われています。大きく口を開けて笑ったときなどに、上の前歯だけでなく歯茎も露出します。海外ではこうした症状を「ガミースマイル」と呼びます。上顎前突の症状があると、子供は転んだとき上の前歯を折りやすいので注意が必要です。

開咬(オープンバイト)

「開咬(かいこう)」は「オープンバイト」とも呼ばれる症状のこと。口を閉じたとき、通常は上の前歯と下の前歯がしっかりと噛み合わさります。

しかし、開咬の場合は、前歯と前歯の間に隙間ができてしまいます。前歯で食べ物を噛み切れなくなるばかりでなく、発音が不明瞭で聞き取りにくくなる場合も。

何歳までにやめさせるべき?

指しゃぶりは、3歳程度までなら様子を見ていても大丈夫だと言われています。やめさせるときは、タイミングを見て、無理に行うべきではありません。なぜなら指しゃぶりは乳幼児の健全な精神発達段階のひとつに数えられているからです。

しかし、3歳を過ぎてもまだ指しゃぶりを卒業できていない場合、ひいては歯並びに気になる点を見つけたら、4歳になるまでにはやめさせるようにしたほうが賢明です。特に、眠っている間ずっと指しゃぶりを続けているようなら、そっとはずしてあげてください。もしも4歳以降も指しゃぶりが直らないときには、やめられるような環境を整え、根気良くサポートしてあげるのがおすすめです。

子どもに指しゃぶりをやめさせる方法

家庭でできる対策

3歳を過ぎても指しゃぶりが直らない場合は、子供も「できればやめたいのにやめられない」と考えていることがあります。こんなときは子供が指しゃぶりをやめられるように、家庭でサポートしてあげましょう。子供の様子をよく観察し、指しゃぶりをしているときや、しそうになときに声をかけ、注意をそらします。

また、手袋をするという方法もあります。指しゃぶりをすると違和感があるので、次第に治まっていくのです。その他、指に絆創膏を巻いたり、幼児用品売り場などで販売されている苦い味がするけれど無害なマニキュアを利用するといった方法もあります。子供の指しゃぶりを気にしている方は多いので、周りの人の話も参考にしてみましょう。

小児歯科に相談する

子供の指しゃぶりがなかなか治らない場合、歯並びが気になってきた場合は、小児歯科に相談するのも有効です。専用器具を使って指しゃぶりを防ぐ方法など、さまざまな治療法を提示してもらうことができます。

まとめ

指しゃぶりが歯並びにどんな悪影響を与えるかはわかっていただけたと思います。

しかし、そうは言っても子供の中にはすんなり指しゃぶりをやめられない子も多いはず。ここで、やめさせようとして大声で怒鳴ったり、子供を叩いてしまうのはもってのほか。指しゃぶりをやめさせる方法は前述の通りひとつではありません。たとえ歯並びが悪くなってしまったとしても、今はさまざまな矯正治療も開発されています。心に余裕を持って、子供の指しゃぶりとも付き合っていきましょう。

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