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メタルブラケットブラケットによる矯正治療

ここでは矯正治療において、古くから行われており現在でも一般的なメタルブラケットを用いた矯正治療についての情報を取りまとめて紹介。矯正治療と聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、この方式と言えるでしょう。その特徴やメリットやデメリットなどを詳しく掘り下げていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

メタルブラケットとは

まずは、ブラケットについて今一度ご説明しておきましょう。ブラケットとは歯科矯正に用いられる装置のなかで、結紮(けっさつ)タイプと呼ばれる種類に分類されます。結紮とは簡単に言えば、歯を引っ張るためのワイヤー線(アーチワイヤーと呼ばれます)のこと。そして、このワイヤーをひっかけるための部分で、それぞれの歯に固定されるのが「ウイング」という部分になります。各ウイングにはアーチワイヤーをひっかけるための溝があり「スロット」と呼ばれます。

つまりは、ワイヤーとウイングを組み合わせて構成されている歯科矯正装置こそが、ブラケットということになります。そしてメタルブラケットとは、読んで字のごとく、装置を構成する主要部品が、金属製のものを指します。矯正治療では古くから用いられており、現在でも歯科矯正装置と聞けば、多くの方が真っ先にこのタイプを思い浮かべることでしょう。

メタルブラケットの特徴

上記の通り、メタルブラケットは矯正装置としての構成部品が金属製であるというのが最大の特徴となっています。また矯正治療に用いられてきた歴史も長いため、データーとして積み重ねられてきた知見やノウハウといった点でも、後発のブラケットより豊富に揃っています。そうした歴史の長さもあり、現在まで長きにわたって普及しているというのが大きな強みであり、矯正治療の実績や効果、信頼性という面では大きなアドバンテージをもっていると言えるでしょう。

とりわけメタルブラケットならではの利点としては、金属製ゆえに、他の素材に比べ強度や耐久性に秀でている点が挙げられます。矯正装置の種類によっては、治療期間の途中で装置が破損したり変形してしまうということも珍しくありませんが、メタルブラケットならば、そうしたトラブルの可能性は大きく軽減されます。

またこれまでのノウハウや実績ゆえに、製造がしやすく、コストの面でも比較的安価という点も見逃せないポイントです。そもそも歯科矯正に用いる装置というものは、工場の生産ラインに乗せて大量生産できるというものではありません。患者さん一人ひとりの口内の形状や歯並び、さらには移動させる歯の形状や歯と歯の位置関係など、実に様々な要素を考慮して、ひとつひとつ丁寧に造り上げていくものです。住宅で言えば完全自由設計の注文住宅、洋服で言えばフルオーダーの一点ものに相当します。

そうした性質と出自ゆえに、歯科矯正のブラケット装置というものはどうしても一定レベルのコストがかかってしまうものですが、メタルブラケットはそのなかでも、これまでの普及率や採用実績、ノウハウの豊富さ、さらには素材の安価さなどの要素が相まって、ブラケット装置のなかでは比較的低コストで製造できるのです。

メタルブラケットのメリット

メタルブラケットのメリットの筆頭として挙げられるのは、前にも述べました通り、これまでに長く採用されてきた実績があり、ノウハウや知見も豊富、矯正治療が成功する確率も高いという点に尽きるでしょう。

それこそ近年では、後述します通り、装着時の見た目が審美性に劣ることから、メタルブラケットが敬遠されてしまうケースも増えています。しかし、矯正治療にもたらす効果や効能という点では、大きなアドバンテージを有しています。例えば近年手軽にできる矯正として、また無色透明で目立たないことから人気となっているマウスピースタイプの矯正装置がありますが、このタイプはあくまで軽度の矯正を目的としており、本格的な矯正治療には適していません。本腰を入れて歯科矯正を目指すのであれば、メタルブラケットは検討すべき治療法の筆頭と言えるのです。

もうひとつ、メタルブラケットは強度や耐久性においても他の素材に比べて優位性がありますが、それに関連して大きなアドバンテージがあります。それは強度性に優れているゆえに、装置をより薄く小型につくることができ、口内に装着した時の違和感や抵抗感をより小さくできるという点になります。それこそ審美系のブラケットでは、強度保持のためある程度の大きさを確保しなければならないため、メタルブラケットほどには装置をコンパクト化するのは難しいというのが現状なのです。

メタルブラケットのデメリット

単刀直入に申し上げてしまいますと、メタルブラケットのデメリットはなんといっても、その見た目。金属のギラギラした矯正装置を装着するということに対して抵抗を感じてしまい、それが理由で矯正治療を敬遠してしまう、踏み切れないでいるという方も少なくありません。

それゆえに、近年では審美性に重きを置いたセラミックブラケットや、歯の裏側に装着するリンガルブラケットといった選択肢も生まれてきています。

加えてもうひとつ、メタルブラケットのそうした見た目を逆手にとり、矯正器具をアクセサリーのような感覚で、見せて楽しむという動きも出てきています。メタルブラケットのワイヤーやウイングなどのパーツをお好きな色に着色し、カラーコーディネイトして楽しみながら矯正するというやり方です。もちろん好き嫌いは分かれるでしょうが、こうしたやり方・考え方もあるというのは、新たな選択肢と言えるのではないでしょうか。

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