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歯並びは咀嚼機能とどう関係するの?

歯並びの悪さが、食べ物を噛むことに関係しているのは何となく想像がつくでしょう。では、実際にどのように咀嚼と関係しているのか、咀嚼障害とはどういう状態なのかを説明。咀嚼障害が全身の健康状態に与える影響も紹介していきます。

歯並びの悪さと咀嚼機能の関係

「咀嚼」とは、歯を使って食べ物を噛み砕くことを指します。咀嚼によって胃や腸での食物の消化吸収を助け、唾液の分泌によって自浄作用をサポートする働きもあります。

噛むことで顎の成長のための運動にもなり、咀嚼は口周辺にとって大変重要な動作なのです。

ところが、歯並びが悪いと噛み合わせが悪くなり、正常に食べ物を噛み砕くことができなくなります。他にも、歯並びが悪いことによって虫歯や歯周病、発音といったところにも影響が。

正しく噛めない咀嚼障害について、詳しく見ていきましょう。

咀嚼障害とは?

咀嚼障害にもさまざまな状態があります。例えばごはんや豆腐など、柔らかいものは噛めるのに、おせんべいやピーナッツなど噛みごたえのある食べ物は噛めない、麺類をすすれないなどの症状があります。

原因はいくつか考えられますが、その1つに歯並びの悪さ「不正咬合」があります。不正咬合にも種類があり、種類によって起こりやすい問題点が違うので、自分の種類を把握しておくことも大切です。

不正咬合の種類

不正咬合には、次のような種類があります。それぞれ、どのような咀嚼障害が起きやすいのでしょうか。

叢生(そうせい)

歯並びの前後に凹凸がある「乱ぐい歯」や、犬歯だけが飛び出している「八重歯」などがこれに当たります。顎の成長が小さく、現代人に多いのが特徴。顎が小さいために歯が並ぶスペースが不足し、歯が正しい位置に並べず、重なって生えてしまいます。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の歯が正しい位置より前に飛び出て、下顎は後退している状態。いわゆる「出っ歯」と呼ばれる歯並びです。顎の骨自体が出ている場合と、歯だけが出ている場合があります。

口を閉じられなかったり、閉じても歯が出たりと、日常生活や見た目にも影響が。上下の前歯がかみ合わないため、咀嚼困難な場合もあります。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎の方が上顎よりも前に出てしまう状態で「受け口」と呼ばれます。下顎の成長が発達しすぎて、骨自体が飛び出している場合と、歯だけが飛び出している場合があります。前歯がかみ合わないため発音にも影響があり、食べ物をかみ切ることがほとんどできません。

開口(かいこう)

奥歯では噛めても前歯が噛めず、上下に隙間ができたままの状態。発音もしにくく、食べ物をかみ切ることもできません。かみ合う歯が少ないため、本来前歯で行う動作も奥歯に頼ることになり、奥歯に負担がかかります。

空隙歯列(くうげきしれつ)

「すきっ歯」と呼ばれる状態で、特に前歯に多く見られます。成人になると徐々に歯と歯の間が開いていき、悪化することも。顎が大きい、歯が生まれつき少ないなどで起こり、食物が挟まりやすく、歯磨きや歯周病のリスクが高くなります。

交叉咬合(こうさこうごう)

上下の歯をかみ合わせると、歯列がどこかで交叉して上の歯列より下の歯列が外側に出ていること。上顎が小さい、下顎が偏位していることが原因で、成長するとさらに下顎の変異が大きくなる可能性もあります。

咀嚼障害が身体におよぼす影響

虫歯・歯周病のリスクが高まる

咀嚼障害は、歯並びが悪いことによって噛む機能が低下している状態のことです。乱ぐい歯は十分な歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。歯周病は、歯肉に炎症を引き起こし、やがて歯の土台である骨まで溶かす病気です。結果的に歯を失ってしまうので、早期に治療し予防することをおすすめします。

さらには、歯周病は糖尿病を進行させる原因ともなり、全身の健康に大きな影響を与えます。

風邪などの感染リスク

歯並びが悪く口を閉じきることが困難な人は、口の中が乾燥しやすく、唾液が出ない状態になります。唾液には自浄作用があるため、風邪やインフルエンザなどに罹患しやすくなり、同時に虫歯や歯周病のリスクも高くなるでしょう。

発音や嚥下にも影響

上下の前歯がかみ合わない、噛み合わせが逆の場合、特定の音が発音しにくくなります。

食べ物などを飲み込むことを嚥下(えんげ)と言いますが、この動作は下顎を固定して舌を持ち上げる筋肉を使っています。歯並びが悪いと、この筋肉が衰えてしまい、うまく飲み込めなくなることがあります。

顎関節症のリスク

顎関節症の要因は、噛み合わせだけではありません。しかし、歯ぎしりやくいしばり、ストレスなどと組み合わさることによって、顎関節症に繋がる場合があります。

かみ合わせに問題があると必ずしも顎関節症になるとは限りませんが、歯並びを治すことが予防に繋がることは期待できるでしょう。

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