新宿の矯正歯科Webマガジン「Mipha~美歯~」 » 矯正治療の基礎知識 » ハーフリンガルブラケットによる矯正治療

公開日: |更新日:

ハーフリンガルブラケットによる矯正治療

矯正にもさまざまな種類が存在しています。
それぞれメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルや用途によって選んでみましょう。
ここでは、そんな矯正装置の中から、ハーフリンガルブランケットについて説明しています。

ハーフリンガルブラケットとは

ハーフリンガルブラケットとは、「ブランケット」と呼ばれる矯正装置を、上の歯では裏側に、下の歯では表側に取り付けること。

裏側に矯正装置を取り付ける方法を「リンガル矯正」と言うため、上の歯のみにこれを取り付けることからハーフリンガルブランケットという名称がつけられています。

ハーフリンガルブラケットの特徴

ハーフリンガルブランケットは、表側矯正と裏側矯正のいいところ取りとも言えるでしょう。

上下の歯を両方とも表側矯正にした場合は、ブランケット装置が目立つことになります。

上下の歯とも裏側矯正にするとブランケットは目立ちませんが、発音などに多少影響が出たり、表側矯正よりも費用が高く、矯正期間も長くかかります。

ハーフリンガルブランケットでは、ほとんどの人の場合、上半分の歯を裏側矯正にしています。

これは、会話をしたり笑ったりしたときに、見えやすいのが上の歯であるため。

人にもよりますが、下の歯は口を開けても見えにくく、表側矯正もあまり目立ちません。

と、同時に、上半分の歯を裏側矯正とすることで、舌への影響が少なくなり、しゃべりやすくなります。

ハーフリンガルブラケットのメリット

①大きく口を開けなければ矯正装置をつけていることがわかりにくい

一番大きな利点と言えるのが、ハーフリンガルブラケットでは、上の歯の見えない部分に矯正装置をつける点です。

大きく口を開けて笑ったりしない限り、下の歯に装着した表側矯正は見えません。

普段の会話程度であれば、周囲の視線を気にすることなく過ごせるでしょう。

また、表側矯正では食べ物がブランケットに詰まってしまい、それが人から見えてしまう……というケースも少なくありません。

上半分を裏側矯正にしているハーフリンガルブランケットでは、会食をする際など、口元を気にせずに食事を楽しめるのもメリットです。

②表側矯正に比べ、裏側矯正の部分は虫歯になりにくい

歯の表は歯磨きするのが楽だけれど、裏側はブラッシングしにくいという人が大半ではないでしょうか。

ブラッシングしにくいということは、それだけ虫歯も多く発生します。

矯正器具をつけていると、さらに磨きにくいことも。

ただ、歯の裏側は、たとえ歯磨きしづらい場合でも、唾液の助けで虫歯になりづらい環境でもあります。

唾液には、虫歯菌の酸を中性にするという機能が備わっています。

その唾液が多くたまる場所が歯の裏側。

そのため、ハーフリンガルブランケットでは、上半分の歯を裏側矯正することで、表側矯正よりも虫歯になりくいと言われています。

③完全な裏側矯正に比べ、発音への影響が少ない

矯正装置に舌が当たるなど、その動きが制限されると、綺麗な発音をできなくなることがあります。

ハーフリンガルブランケットでは、下半分の歯を表側矯正しているので、完全な裏側矯正に比べて発音への影響が抑えられます。

④矯正装置の厚みによる口元の出っ張りが緩和される

矯正装置には厚みがあり、唇を閉じたときはわずかに口元に出っ張りが感じられます。

ハーフリンガルブランケットは、その厚みが下の歯部分のみですので、完全な表側矯正よりも出っ張りが緩和されています。

ハーフリンガルブラケットのデメリット

①人によっては笑ったときに下の歯の表側矯正が見えることがある

ハーフリンガルブランケットは、多くの人にとってブランケット装置が目立ちにくく、しかも会話しやすい矯正方法です。

しかし、これには個人差があり、中には口を大きく開けると下の歯のブランケットが露出してしまう人もいます。

そのような方の場合は、歯科医と相談の上、完全な裏側矯正にするのもひとつの方法です。

②完全な表側矯正に比べ費用が高い

裏側矯正は表側矯正よりも費用が高いため、ハーフリンガルブランケットで半分だけ裏側矯正にした場合も、表側矯正より料金がかかります。

しかし逆に、完全な裏側矯正するよりも費用は抑えられるとも言えます。

③完全な表側矯正よりも治療期間が長くかかる

歯の裏側は表側よりも複雑な形状をしています。
そのためブランケット装置もオーダーメイド。
さらには、歯をスムーズに動かすワイヤーの調整も、表側矯正より難しいとされています。
高度な技術を要するため、完全な表側矯正と比べると、上半分だけの裏側矯正とは言え、それなりに治療期間を要するのです。

④上の歯に食べ物の欠片がたまりやすい

裏側矯正は、特に食べ物の欠片がたまりやすくなります。
そのため少し気持ち悪いと感じる人もいるようです。
しかし、歯の裏側にブランケットがあるため、食べかすが残っていても周囲からは目立ちにくく、違和感にも次第に慣れてくる場合がほとんどです。

新宿駅周辺または西口エリアで通いやすい
矯正歯科3

新宿で矯正歯科を探している方に、ここでは、マウスピース矯正が可能で土日診療ができ、デンタルローンを導入している矯正治療に適した厳選クリニックを3院を紹介します。(2021年3月時点)

完成した歯並びが見られる
インビザライン
あいおい歯科
新宿駅西口医院
  • 患者と歯科医をつなぐトリートメントコーディネーターを採用
  • 口腔内スキャナーで、理想の歯並びをシミュレーション
初回相談 無料
治療機器 iTero/CT/マイクロスコープ
予約 ネット・電話予約
(ネットは24時間予約可)

あいおい歯科
新宿駅西口医院の
WEB予約はこちら

あいおい歯科新宿駅西口医院の
電話予約はこちら
10:00-19:00(年中無休)

TEL:03-6279-4648

裏側×マウスピースの
コラボ矯正
東京ビアンコ歯科・矯正歯科
新宿院
  • 矯正の種類が多く、ワイヤーとマウスピースのコラボ矯正が可能
  • 矯正治療における小臼歯の抜歯にも対応
初回相談 無料
治療機器 iTero/CT
予約 電話予約

東京ビアンコ歯科・矯正歯科
新宿院の
公式サイト

東京ビアンコ歯科・矯正歯科
新宿院の電話予約はこちら
11:00-20:00(土日は16時まで)

TEL:03-5937-1548

1~2本の軽度治療に適した
iGOによる部分矯正
川口歯科診療所
  • 目立つ前歯のみの歯並びを矯正する短期矯正治療が可能
  • 患者への説明を重視し、担当医師・担当衛生士制度を導入
初回相談 3,300円
治療機器 CT/マイクロスコープ
予約 ネット・電話予約
(ネットは24時間予約可)

川口歯科診療所の
WEB予約はこちら

川口歯科診療所の
電話予約はこちら
09:00-21:00(土日は17時まで)

TEL:03-3348-0800