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埋伏歯

親知らずなどでも見られる埋伏歯は、歯が歯茎に埋もれてしまっている症状。
なぜこうした症状が起こるのか、起こった場合はどんな治療が受けられるのか。治療のリスクを含めて、詳しく説明します。

埋伏歯とは

埋伏歯(まいふくし)とは、歯茎から歯が出てこずに2年以上埋もれている状態のことを言います。

身近なのが親知らず。

埋伏歯の状態は、向きなどさまざま。
歯の頭だけ歯肉からのぞいていることもあれば、完全に埋もれていることもあります。

歯の一部が見えているものは「半埋伏歯」、もしくは「不完全埋伏歯」という名称。
歯が完全に埋まっているものは「完全埋伏歯」と言います。

数も1本だけではなく、数本埋もれていることもあるなど、症状は多様です。

埋伏歯の原因

埋伏歯は、その症状がさまざまあり、原因も複数存在します。

まず、局所的なものか全身的なものかで原因が大きく分かれています。

歯が1本から数本埋没している場合、歯そのものや、アゴなど口元など、局所的に問題があることがほとんどです。

一方、多数の歯が埋没している場合には、全身的な疾患も要因と考えられています。

ここでは、一般的に多く見られる局所的な原因を紹介します。

①過剰歯や嚢胞・腫瘍が存在する場合

アゴの顎には、「過剰歯」と呼ばれる本来生えてくるはずの歯と別の余分な歯が存在することがあります。

また、表面からは見えない嚢胞や腫瘍が潜んでいることも。

こうした過剰歯や病変に阻害され、本来生えてくる大人の歯が生えてこないことがあります。

②歯の生えてくる方向や位置の異常

歯が生えてこようとしている段階で、何らかの原因により、歯がおかしなほうを向いたり、位置がずれてしまうことがあります。
このような場合、歯がなかなか生えて来なかったり、生えて来たとして曲がっていたり、生えるのが遅い場合があります。

埋伏歯の治療法

埋伏歯の治療には、原因によって色々な方法があります。
その中から、ここでは局所的な症状における治療法の流れを紹介します。

①初診

まずは初診にて歯並びや噛み合わせ、埋没歯の状況を確認します。

②検査

口の中やアゴなど、CTを含むレントゲン写真を撮影。

③分析

検査結果をコンピューターなども駆使して解析、治療方針を検討します。

④診断

検査と分析結果を患者一人ひとりと相談し、治療計画を相談。

⑤原因の除去

検査と分析結果に沿い、部分麻酔ののちに外科処置を施します。
このとき、抜歯をしたり、歯の矯正のため牽引処置の装置を取り付けたりすることがあります。

⑥歯の生えてくるスペースの確保と牽引処置

外科処置から1か月程置き、歯の状態を確認したり、矯正装置の調整など行います。
このあと数か月間は牽引処置が続きます。

⑦治療終了

歯の牽引と歯並びや噛み合わせが改善したのを確認し、矯正装置を撤去。
また、元に戻らないよう保定装置を装着します。

埋伏歯治療のリスク

埋伏歯治療は外科処置を含むこともあり、リスクを伴うことがあります。
事前に把握しておき、避けられるべきリスクに対応できるようにしておきましょう。

①むし歯や歯周病

埋伏歯の治療では、本来生えてくる正しい位置に歯を矯正します。
このとき矯正装置を装着するため、特に子供の場合は歯磨きが難しくなることがあります。
きちんと歯磨きができていないとむし歯や歯周病になる可能性があるので気をつけましょう。

むし歯や歯周病になりやすいという方や、上手く歯を磨けない子供の場合には、歯科医院で歯科衛生士によるメンテナンスを受けるのがおすすめです。

②歯茎が下がって見えるようになる

歯を矯正し、正しい位置に牽引する際、歯と歯の隙間が目立つようになったり、周囲の歯肉が下がってしまうことがあります。

治療ではこうしたリスクをなるべく避けられるようにはしていますが、もともと歯並びがでこぼこしている人などは起こりやすいことが。

③歯根が短くなって見えるようになる

歯を移動させると、歯根が一部吸収されることがあります。
大半は治療に支障ありませんが、もともと歯根の短い人や、歯根が吸収されやすい人では問題となる場合も。

④顎の関節の症状

歯の噛み合わせは治療が終われば安定します。
しかし、歯を牽引している間は、一時的にそうはいかないことも。
アゴの関節にも負担がかかったり、痛みが伴うといった症状が見られることもあります。
また、口を開けにくくなる人もいます。
これらの症状はほとんどの場合、治療が終了すると改善されます。

⑤治療後の歯並びの問題

埋まっていた歯を本来あるべき位置に戻しても、全体を見ると歯並びが綺麗でなくなることもあります。
また、場合によっては抜歯を行うため、歯と歯の間に隙間が空くケースも。
こうした場合は矯正治療、またはブリッジやインプラントといった歯科治療で改善することができます。

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