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顎変形症

顎変形症は、噛み合わせや歯並びへの影響があるほか、顔の見た目にも現れるため、悩んでいる方も数多くいる症状。

ここでは治療を考えている方に、どういった施術を行うのか、そして予防法はあるのか、詳しく説明しています。

顎変形症とは

顎変形症とは、アゴの形や大きさに異常があり、噛み合わせへの悪影響や、見た目の変形などを起こす症状です。

アゴの成長がアンバランスで、幼い頃には異常が見られなくても、成長するにつれてアゴが大きく発達するといったケースが見られます。

代表的な顎変形症としては、下顎骨が突き出た「下顎前突症」と、その反対に上顎骨が突き出た「上顎前突症」、下顎骨が小さい「小下顎症」があります。

顎変形症の原因

顎変形症は、未だはっきりとした発症の原因がわかっていません。
しかし、遺伝的な要素が強いとは言われ続けています。
また、舌を出す癖、指しゃぶりなどの生活習慣や、外傷が一因になるという説も存在します。

顎変形症を早期発見するためのサイン

成長期になってアゴが大きく発達する人もいることから、幼い頃は顎変形症に気づかないケースも少なくありません。

顎変形症には特徴的な症状があるので、サインを見逃さず早期発見につなげましょう。

①アゴに特徴が見られる

アゴが出ていたり、曲がっていたり、逆に引っ込んでいるなど、アゴの形が特徴的な場合は、顎変形症の可能性があります。

②噛み合わせが悪い

噛み合わせが悪く、上手く食べ物を噛めなかったり、一部の歯しか使っていないような場合は、顎変形症が要因であることも。

③顎関節症状がある

食べ物を噛んだときなど、何かの弾みでアゴがカクッと鳴る顎関節症状が見られる場合、顎変形症であるリスクが高まります。

顎変形症の治療法

顎変形症に対しては、患者一人ひとりの症状ごとに医師が適切な治療をほどこしています。

ここでは、その中から顎変形症への適応が多いと見られる外科矯正治療を紹介します。

外科矯正治療は、骨格にも異常があって矯正治療だけでは充分な治療が行えない場合など、外科的手術を併用した矯正治療のこと。

歯の噛み合わせばかりではなく、顔の外見にも変化を及ぼすことが可能です。

一例から、その流れをご紹介しましょう。

①初診

診断と検査を行い、治療計画を立てます。

②手術前の矯正治療

手術前に矯正が必要な場合は、治療を施していきます。

③手術前の診断と検査

手術の直前にも診断と検査を行い、施術の最終確認とシミュレーションを行います。

④顎変形症手術

顎変形症手術のため顎骨の骨切り術を行っていきます。
上アゴ・下アゴの形状を、それぞれ手術により修正し、あるべき位置に顎骨を誘導します。
位置が改善したら、そこで骨片を固定。

⑤手術後の矯正治療

手術後にも必要があれば矯正治療を行います。
ここで歯並びや噛み合わせを整え、保定が開始されます。

顎変形症の治療のリスク

顎変形症の治療には外科的手術が伴うことがほとんどのため、そこにはリスクも潜んでいます。

手術を受ける前に把握しておきましょう。

①神経への障害

神経が障害を受け、痺れを感じる可能性があります。

②血管の損傷

血管が損傷し、出血量が多くなる可能性も。
その場合、手術中に輸血をすることがあります。

③手術の中断

神経や血管の異常走行が見られるケースがあります。
手術を中断し、再手術をする可能性が。

④望んだ容貌になるとは限らない

顎矯正手術は、顎を矯正することで噛み合わせなどを改善することを指標としています。

アゴの形が変わるため、手術後には顔の見た目も変化しますが、必ずしも患者の望む通りの外見になるとは限りません。

⑤骨の形がいびつになることも

矯正したアゴの骨の継ぎ目は、手術した直後には段差が見られますが、それは徐々になだらかになっていきます。
しかし、骨の新陳代謝がスムーズに行われないと、骨の形がいびつになるケースがあります。

⑥睡眠時無呼吸症候群の悪化の可能性

出っ張っている下アゴを後方に矯正した場合、睡眠時無呼吸症候群を患っている患者は症状が悪化する可能性があります。

⑦再発のリスク

顎矯正手術は、術後の矯正とリハビリも重要です。
リハビリを怠ると、アゴがもとに戻ってしまうことも。

顎変形症の予防

遺伝など、先天的なものが見られない場合は、顎変形症を予防することができます。
それには、子供の頃からの生活習慣が大切になってきます。

①指しゃぶりや頬杖などの癖に気をつける

些細なことのように思えても、長い年月、同じ癖を繰り返していると、アゴや歯に悪影響を及ぼします。

②よく噛んで食べる

食事の際の習慣も大切です。
食事風景を観察し、よく噛まずに水などで食べ物を流し込んでいるようなら改善させましょう。
食べ物をよく噛むことで、アゴが正常に発達します。

③虫歯や歯周病に気をつける

虫歯や歯周病があると、歯の片方だけを使って物を噛んだりと、食べ方に癖がつくことがあります。
虫歯や歯周病にならないよう歯磨き習慣を身に着けるか、なってしまった場合には歯科医院でしっかりと治療をしましょう。
バランス良く噛むことでアゴも正しく成長します。

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