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矯正治療の期間中、食事中と歯磨きの間を除いて、上顎の矯正器具と下あごの矯正器具に跨って取り付けるように指示される「顎間ゴム」(エラスティックと呼ばれることもあります)。
この顎間ゴムを取り付けることを「ゴムかけ」と呼びます。顎間ゴム の装着中は、場合によっては痛みが出てしまう事もことから、ゴムかけに抵抗があるという方もいますが、矯正治療を期間内に成功させるためには、ゴムかけはとても大切な作業です。
では、なぜゴムかけを行う必要があるのでしょうか。一言でいえば、ゴムかけには、矯正器具による歯の移動を補助する役割があります。つまり、矯正治療によって歯並びが整ったとしても、上顎と下顎のかみ合わせが悪ければ、顎に負担が掛かってしまったり、あるいは、食事がしにくくなったり、といった問題が出てきてしまいます。
ゴムかけには、上下の顎の矯正器具に跨って顎間ゴムを装着することで、顎のずれを少しづつ治していき、嚙み合わせを正しくする役割があるのです。
ゴムかけで使用する顎間ゴム自体は、力の強いものではありません。しかし、一度歯が動き出すと、歯と骨の間の組織が圧迫されて炎症を起こすことで、痛みの原因となることがあります。
また、歯が動き出すことで、血管および神経が収縮し、そこに老廃物が溜まることで、痛みの原因となることもあります。痛みにどうしても耐えられないという場合には、鎮痛剤を使うこともできますが、鎮痛剤には、炎症を抑える効果があるため、結果的には、歯の移動が阻害される場合もあります。可能であれば、鎮痛剤は使わないほうが望ましいでしょう。
一般的には、「出っ歯」および「開咬」を矯正治療で治療する場合、ゴムかけを使用します。出っ歯を治療するには、飛び出している歯を後ろに下げることが必要となりますが、上顎の犬歯と下顎の奥歯に顎間ゴムを装着することで、歯を後ろに下げることが出来るのです。
開咬はオープンバイトと呼ばれることもありますが、本来であれば、顎を閉じれば触れ合うはずの上下前歯の間に隙間が出来てしまう状態です。上下前歯に顎間ゴムを取り付け、内側に引っ張ることで治療していきます。
ゴムかけをさぼると、治療期間が長くなってしまったり、あるいは、最悪の場合には、治療の仕上がり自体に悪い影響を及ぼすこともあります。面倒でも、ゴムかけは出来るだけさぼらないようにしましょう。
出っ歯および上顎前突の治療で使われるのが 2級ゴムです。上顎の犬歯と下顎の第一大臼歯のあたりに装着します。
下顎前突および反対咬合の治療で使われるのが3級ゴムです。下顎の犬歯のあたりと上顎第一大臼歯のあたりに装着します。
かみ合わせが左右にずれている交叉咬合の治療などに使われるのがクロスゴムです。上下の歯に交差するように装着します。
かみ合わせが上下にずれている開咬の治療などに使われるのが垂直ゴムです。上下の歯の対し垂直に装着します。
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