キレイライン矯正とは？気になる費用や治療期間も紹介

キレイラインは歯列矯正一種で、マウスピースって歯並びを改善する治療法です。ここでは、キレイラインの特徴やメリット・デメリット、治療にかかる費用や期間を紹介します。自分に合った治療かどうか判断する目安にしてください。

キレイラインとは

透明のマウスピースを装着して歯科矯正を行う治療を「マウスピース矯正」と言います。ワイヤー（ブラケット）矯正と違い、矯正期間中も目立たず、自分で好きなときに取り外すことができるのが特徴。

このマウスピース矯正のうち、「キレイライン」と呼ばれる治療の特徴は、目に付きやすい上下6本ずつの前歯（合計12本）を中心に動かすこと。見た目に重点を置いた矯正治療です。

キレイライン治療では、歯並びのガタガタ、出っ歯、すきっ歯、ねじれ、後戻り矯正などに対応できます。

インビザラインとの違い

インビザラインは、アメリカ「アライン・テクノロジー社」のマウスピースを用いて行う矯正のこと。歯型のデータ測定は最初の1回だけで、レントゲンや口腔内写真、光学スキャナーなど、デジタル技術を駆使してマウスピースを作ります。日本では2006年から提供開始されました。

一方、キレイライン矯正は2017年に開始した治療で、アメリカで20年以上マウスピース矯正を行っている歯科医師が全体の治療プログラムを監修しています。

担当歯科医師の指導で、国家資格を持つ日本の歯科技工士がマウスピースを製作。患者ひとり一人に合わせるため、定期的に歯型を取り、治療経過に合わせてマウスピースを作ります。

キレイライン矯正のメリット・デメリット

キレイライン矯正のメリット

• 安くて早い
• 装置が目立たない
• 経験豊かな監修医と歯科技工士が設計
• 強度に優れている
• 最初の痛みが少ない
• 自分のタイミングで治療を完了できる
• 一緒にホワイトニングも可能

安くて早く、装置が目立たないのはマウスピース矯正のメリットですが、特にキレイラインのメリットとしては、マウスピースの材質が強度に優れているのに最初の痛みが少ないという点でしょう。

また、見た目重視のため、どこまで歯並びをきれいにしたいかは、患者の希望によって決めることができます。自分の納得がいけば、そこで治療完了できるということです。

キレイライン矯正のデメリット

• 食べるときはマウスピースを外す必要がある
• 色の濃い飲み物や甘い飲料のときも外す
• 定期的な通院が必要
• キレイライン矯正適応外になることもある
• 料金や素材などに変更がある場合がある
• 奥歯のかみ合わせは治療できない

キレイライン矯正で使用するマウスピースは、透明で目立たないマウスピースですが、食べる際には外す必要があり、外食や外での間食はしにくいかもしれません。またコーヒーなど濃い色の飲み物はマウスピースに色移りの可能性もあり、甘い飲料の場合も外す必要があります。

歯の移動に合わせてマウスピースを調整するため、定期的に通院して型を取らなければなりません。

またキレイライン矯正を希望しても、抜歯や歯の側面を削るなどの奥歯を大きく動かす必要のあるケースでは対応できないことがあります。対応しているクリニックもありますが、追加治療として別料金となります。

新しい技術のため、料金や材質、治療期間などに変更が生じることも。疑問を感じたら、医師に質問してみましょう。

キレイラインは前歯12本をメインに動かす治療方法なので、奥歯のかみ合わせは治療できません。

キレイライン矯正の費用

キレイライン矯正の費用は、初回が約2万円、2回目以降はマウスピース2組を製作する費用として約4万円が目安です。

トータルでは治療の程度や回数によって違いますが、軽度であれば10〜15万円、軽〜中度で15〜20万円、中度以上になると20〜30万円程度です。

虫歯治療やワイヤー矯正と併用などの場合は、別途費用がかかるため、クリニックに確認してみましょう。

キレイライン矯正の治療期間

歯の移動期間は個人差がありますが、キレイライン矯正ではおよそ5〜15ヶ月程度が治療期間の目安です。

初回に1回目の歯型採取、約3週間後にマウスピースを受け取り、さらに約3週間後に2回目の歯型採取となります。通院頻度は、歯の動き具合や追加治療の有無で異なりますが、およそ45日に2回程度になるでしょう。

キレイラインの場合、どの程度まで歯並びをきれいにするかは患者本人の希望で選べるため、矯正治療の中ではスピーディなキレイラインでも、長くかかることもあります。

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