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矯正治療のアンカースクリューのメリット・デメリットとは?

矯正治療で用いられるアンカースクリュー。この記事では、アンカースクリューの名前は聞いたことあるけれど、実際にどんな治療なのかわからない方に向けて、アンカースクリューについてや、アンカースクリューのメリット・デメリットを紹介します。

アンカースクリューとは?

アンカースクリューとは、矯正治療にて歯の移動を早めるためや、効率よく移動させるために使用する特殊なネジのことを指します。

直径は1〜2mm、長さ6〜10mmほどの「チタン」という金属でできており、人体との親和性が高いことから、体内に埋め込んでもアレルギー反応を起こすことが少ないとされています。

ネジを埋め込む場所は歯茎や口蓋などの口腔粘膜にはなりますが、デジタルインプラントと同様の材質・施術法ですので、安全性も比較的高いとされている治療法です。

一般的な矯正治療で用いられるワイヤー治療では、奥歯を支点として歯列を移動させますが、どうしても奥歯も微弱に移動してしまいます。

その奥歯を固定するために、アンカースクリューを使用します。

アンカースクリューのメリット

アンカースクリューを用いた矯正治療のメリットは3つあります。

治療期間の短縮

まずは、奥歯を固定することにより歯列の移動がスムーズになります。

これにより、矯正力を最大限まで引き出すことができ、通常よりも早い期間で治療を完了させることができます。

さまざまな方向から引っ張ることができる

次に、歯列内で引っ張り合うのではなく、歯列外に設置されたアンカースクリューを使用することで、さまざまな方向から引っ張ることができます。

そのため、出っ歯などでもうまく歯をずらしながら歯列を整えることができます。

難しい症例にも対応できる

アンカースクリューを使用することで抜歯をする必要がなくなり、難症例でも矯正時間を短縮しながら治療をすることや身体的負担を減らして治療をおこなうことが可能です。

アンカースクリューのデメリットやリスク

アンカースクリューのデメリットとしては、3つあります。

矯正費用が高額になる

通常の矯正治療の費用に加えて、アンカースクリュー自体の費用も必要となります。

しかし、費用に関してはそこまで高額になることもなく、通常の矯正治療の料金に追加で1本あたり¥5,000〜¥35,000ほどとされています。

ネジを埋め込む処置をおこなう必要がある

こちらも、矯正治療に加えてネジを埋め込む処置をおこなう必要があります。

ですが、施術自体は1本あたり10分程度とすぐに終わる処置です。

安定しない場合がある

アンカースクリューの手術の成功率としては50%〜90%と言われており、よく安定しないなどの事例があります。

アンカースクリューが安定しなかった場合は、位置を少しずらして再度埋入する必要があります。

また、ごく稀ではありますが後戻りや偶発事故などが起こりうるリスクがあります。

アンカースクリューQ&A

Q.アンカースクリューを埋め込む時は痛くない?

A.アンカースクリューは歯茎などに埋め込むため、見た目はとても痛そうに見えますが、麻酔を使用して施術をおこないますし、見た目の印象に反してさほど痛みや不快感はありません。

埋め込んだ後、2〜3日は軽度の痛みがある場合がありますが、鎮痛剤を処方してもらえます。

Q.傷口は残らない?

A.アンカースクリューは、矯正治療が終了したら外すことができます。傷口は残りません。

除去する際も、表面麻酔をおこなってから施術しますので、痛みはほとんど感じません。

アンカースクリューの治療の流れ

アンカースクリューを設置する際の治療の流れを説明します。

  1. レントゲン撮影・問診・同意書の確認
  2. アンカースクリュー設置
  3. メンテナンスについての説明・鎮痛剤処方
  4. 2週間ほどを目安に医院にてメンテナンス アンカースクリュー使用開始

まず、植え込む箇所のレントゲン撮影をおこない、持病や投薬などを確認するために問診を受けます。

その際、アンカースクリューのリスク説明をきちんと聞いた上で同意書にサインをします。

次に、アンカースクリューの設置をおこないます。 消毒や微量の麻酔をしてから、アンカースクリューを設置します。

この時、骨が固い部分には、事前にドリルを用いて穴を開ける場合があります。

その後、メンテナンスの説明を受けて、鎮痛剤が必要な場合は処方してもらい、その日は帰宅できます。

そして、二週間後に来院し、アンカースクリューの安定やメンテナンスが適切に行われているかを確認してもらいます。

安定していることが確認できたら、いよいよアンカースクリューを用いての矯正治療が開始されます。

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